ページ番号1002029 更新日 平成30年2月16日
UNOCAL Corporation(現Chevron)unocal corporation(げんchevron)
- 英語表記
- UNOCAL Corporation
- 分野
- 企業
1890 年、米国において設立された大手独立系石油企業。
UNOCAL は、かっては Unocal 76 ブランドで下流事業も展開していた一環操業石油会社であったが、1997 年に下流事業を売却し、上流専業の企業となった。下流事業を操業していた 1994 年、UNOCAL は米国カリフォルニア州等で適用される環境規制に対応したクリーンエアーガソリン製造にかかわる特許を取得している。
2004 年末時点で、18 億 BOE(バレル石油換算)の原油ガス埋蔵量を保有し、内 32 %がメキシコ湾等北米、56 %がアジアに集中している。アジアにおいては、保有する原油ガス埋蔵量 10 億 BOE のうち、80 %以上が天然ガスであり、事業はタイ、インドネシア、バングラデシュ、ベトナム、およびアゼルバイジャン等に集中している。タイにおいては既に同国最大の天然ガス生産会社であり、今後同国のパイプライン網の拡充に伴い、販売数量の増加が見込まれている。インドネシアでは、世界最大の LNG 液化基地であるボンタン LNG 基地に天然ガスを供給しているが、その量は 2010 年既存契約の終了、更改に伴い、増量することが見込まれている。
2005 年 4 月、UNOCAL は、メキシコ湾での原油ガス開発、および今後成長が見込まれるアジアでの天然ガス、および LNG 事業を強化したい Chevron(シェブロン)への会社売却を合意した。売却金額は、UNOCAL の 1 株式あたり 65 米ドルの 164 億ドルであった。
(ICEP、2006 年 3 月)