ページ番号1003104 更新日 平成30年2月16日

カザフスタン:カザフスタン政府が 2004 年の鉱区開放を発表、しかし現時点で詳細は不明

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レポートID 1003104
作成日 2003-07-11 01:00:00 +0900
更新日 2018-02-16 10:50:18 +0900
公開フラグ 1
媒体 石油・天然ガス資源情報
分野 探鉱開発
著者
著者直接入力 古川 純也
年度 2003
Vol 0
No 0
ページ数
抽出データ <更新日:2003/7/11> <企画調査部:古川純也> カザフスタン:カザフスタン政府が2004年の鉱区開放を発表,しかし現時点で詳細は不明 (2003 Reuters6/27,Upstream7/4,IF7/11-17) 1. カザフスタンが2004年よりカスピ海沖合鉱区開放を行うと発表した。 2. ライセンスの付与は「Kazmunaigazとの交渉」,「カザフスタン政府による直接入札」の2つの方式が示されたが,対象鉱区や契約条件などに関する具体的な情報については依然明らかにされていない。 カザフスタンのShkolnikエネルギー鉱物資源相は2004年よりカザフスタンにおける石油・天然ガスの鉱区開放を行うと発表した。カザフスタンの大規模な鉱区開放についてはかねてから実施の噂があったが,ようやく政府が公式に発表を行った。しかし,鉱区開放の詳細は今回の発表でも明らかにされていない。 . Shkolnikエネルギー鉱物資源相が鉱区開放を発表 1Shkolnikエネルギー鉱物資源相は6月27日にカナダのCalgaryで,カザフスタンが2004年より鉱区開放をすすめることを発表した。今回の発表は,Nazarbayev大統領が投資誘致を目的にカナダを公式訪問したことに伴い,カナダで発表したものである。発言のポイントは以下の通りである。 ・ 2015年までに700億ドルの投資計画のひとつとして100鉱区以上のカスピ海沖合鉱区の探鉱開発を行い,カザフスタンの原油生産量を現在の100万b/d から350万b/dまで増大させる。(参考「カザフスタンの原油生産と国内消費実績」) ・ 2004年以降,政府が鉱区ライセンスを国営会社Kazmunaigaz(KMG)に付与する。KMGが入札により外資を募り,開発計画を策定し,政府が承認する。 ・ 2005年以降,カザフスタン政府がいくつかの鉱区をパッケージにして,政府が国際入札を実施する。 「KMGへのライセンス付与」と「政府による直接入札」の2つの方式は2005年以降は並行的に行われていく模様である。 Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 1 - hkolnikエネルギー鉱物資源相は,KMGへの優先的なライセンス交付は国営会社の育成が目的であり,国益に沿うものであると明言しており,同社の優先的な取扱いは政府方針である。 .鉱区開放についての具体的な情報については依然不明 2Shkolnik大臣によりカザフスタンの石油開発に関する大々的な目標が発表される一方で,鉱区開放に関する具体的な情報は依然明らかにされていない。 Shkolnik大臣は詳細は鉱区毎の個別交渉によって決められるべきであるとしており,鉱区の内容,契約内容については一切触れていない。 KMGとの共同作業となる場合のシェア比率についても明らかではないが,KMGが50%以上を保有するであろうと見方もある。(Upstream7/4) また,カザフスタン政府は地方の産業強化政策として,石油開発に参画する外資には地域産業への協力を求めており,地域社会インフラ投資や企業支援を外資の上流参画の条件とすることが考えられる。 <参考>カザフスタンの原油生産と国内消費実績 (出典/EIA http://www.eia.doe.gov/emeu/cabs/kazak.html) Global Disclaimer(免責事項) 本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 - 2 -
地域1 旧ソ連
国1 カザフスタン
地域2
国2
地域3
国3
地域4
国4
地域5
国5
地域6
国6
地域7
国7
地域8
国8
地域9
国9
地域10
国10
国・地域 旧ソ連,カザフスタン
2003/07/11 古川 純也
Global Disclaimer(免責事項)

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